プロ野球のセリーグ

現在、プロ野球のセントラル・リーグ（セリーグ）は、読売ジャイアンツ（巨人）、阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズ、中日ドラゴンズ、広島東洋カープ、横浜DeNAベイスターズの6球団で構成されています。日本の球界の歴史およびセリーグ誕生の経緯は次の通りです。

関東大震災が発生する3年前の1920年、日本初となるプロ野球チームが発足しました。しかし、大震災の影響などからそのチームは解散してしまいました。その後、1934年には「大日本東京野球倶楽部」が発足します。現在の「読売ジャイアンツ」の前身です。そして翌年には「大阪野球倶楽部」が誕生しました。これは現在の「阪神タイガース」です。1936年には日本初のプロ野球リーグが発足しました。

1949年になると、新チームの加盟を巡って球界で対立が生じました。読売ジャイアンツと阪神タイガースは新チーム加盟に反対の立場で、他の5球団と共にセントラル・リーグ（セリーグ）を創設しました。一方、残りの3チームで構成されたのがパシフィック・リーグ（パリーグ）です。