プロ野球にあった希望枠

希望枠

現在では、日本の野球選手がプロ野球チームに入団するためには、原則としてドラフト会議で指名を受けなければなりません。このとき、選手は入団を希望する球団から指名を受けられるとは限りませんが、1993年から2006年までの間は大学野球や社会人野球でプレーしていて、ドラフト会議で上位の指名が見込まれる選手に限り、入りたい球団を指定することができ、交渉がまとまればそのまま入団することが可能な仕組みがありました。

希望枠もその仕組みの一つで、2005年からの2年間採用されていました。希望枠は、正式には「希望入団枠制度」といい、2004年まで存在していた自由獲得枠制度の仕組みはそのままに、規模だけを縮小した制度です。

自由枠では1球団につき2名まですることができましたが、希望枠をつかって入団させられるのは1名だけとなりました。もし、枠を使った場合は高校生ドラフトでは2巡目、大学生・社会人ドラフトでは1巡目または2巡目の選択権がなくなりました。

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